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栗坂某の黒歴史

本日より消費税は8%に 栗東坂路の勾配も3%増へ

2014年4月1日

日本中央競馬会はトレセンの厩舎施設利用料について、本日より施行される3%の消費増税分を転嫁せずに据え置くと発表した。表向きは勇退とされながらも実態としては廃業の相次ぐ厩舎経営に配慮したと見られる。他方、栗東坂路の勾配を3%増加させることでバランスを取る。

艦これ的ななにか

一見税金と坂路の勾配には関係がないように思える。その実、全く関係がない。増税の取り扱いを協議する中で「3%キッチリ上乗せすべきデース!」「だからー、3%からは、逃げられないって!」「パーセントの母はタケユタカ。胸が熱いな」などの声があり、宙に浮いた3%の行き場を坂路の勾配に求める斜め上の調整力が働いたという。

現行の栗東坂路は最大勾配4.5%、高低差においては32メートルと戦艦に例えるなら金剛改の全幅に匹敵するスケールを誇る。(何かと槍玉に挙げられる美浦坂路は最大勾配4.688%ながら高低差は18メートルで重巡青葉改と同等。だがそれがいい。) 勾配は4段階に分かれており、計測区間に掛かる前2段階を0.5%ずつ、減速区間の後2段階を1%ずつ増加させることで合わせて名目3%増を達成する見通し。これにより最大勾配5.5%、高低差約39メートルの超弩級坂路が誕生することになる。当然、第二次大戦時のパナマ運河は航行できない。

孔子曰く過ぎたるは猶及ばざるが如し。大き過ぎるものは得てして大味になってしまうもの。しかし、依然として艦隊これくしょんが人気を保ち、遠く中東はドバイの地で大和屋暁氏所有のジャスタウェイが46センチ三連装砲の如き破壊力で世界を驚嘆させた今この時に、大艦巨砲主義を彷彿とさせる超弩級坂路が誕生するのは時代の要請なのかもしれない。