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栗坂某の黒歴史

ダビスタシリーズ最新作「ダービースタリオン KOJIRO」発売

2016年4月1日

競馬シミュレーションゲーム「ダービースタリオン」シリーズを手掛ける株式会社パリティビットは、本年2月末日に引退した橋口弘次郎調教師のメモリアルバージョン「ダービースタリオン KOJIRO」を発売する。同シリーズでは2014年に発売された「ダービースタリオン GOLD」(ニンテンドー3DS)以来の新作となる。

橋口弘次郎調教師の管理馬レッツゴーターキン

本作の特徴はダビスタ96時代への回帰、そして言わずもがな橋口弘次郎調教師に特化しているところにある。GOLDでは東西各4厩舎に加えて自分で調教を施せる2厩舎の計10厩舎が選択できたが本作では栗東の橋口弘次郎厩舎しか選べない。その代わり単独で20馬房とダビスタにはなかった新たな世界観を構築。厩舎画面はドットで描画されるクォータービューが採用され、外観はもちろんのこと馬房内の様子も天井を透かして見ることができる。橋口調教師が来客にお茶やお菓子を振る舞ったり、愛馬が重賞へ出走する際には某フォトパドックが撮影にきたりと細かい演出もあってドットで描かれる箱庭を見ているだけでも飽きがこない。また、橋口厩舎と言えば坂路調教、坂路調教と言えば橋口厩舎だが、なんと調教メニューが坂路しかない……ということはなく、従来通りダート、芝、ウッド、ポリトラック、プール、そして坂路が選択可能。ただしメニューの一番上が坂路(太字)になっており、坂路を選ぶと時折坂路小屋仲間の音無調教師が声をかけてきたり、息子の慎介調教師が「父さんたまにはウッドで追い切ってみたら?」と横槍を入れてくることも。強制されない分、坂路への信仰心が試される。

おおまかに厩舎周りを紹介したがそのほかの要素としては、隙あらば大崎昭一騎手、上村洋行騎手、小牧太騎手に騎乗依頼、海外遠征は凱旋門賞に加えて師と縁のあるキングジョージ6世&クイーンエリザベスS、ドバイシーマクラシック、ゴドルフィンマイルなどを収録。愛馬が日本ダービーに出走した際にはフサイチコンコルドが音速の末脚で差してきたり、その血を紡ぐことができなかったカノヤザクラが繁殖牝馬で登場したりと橋口弘次郎調教師に纏わる要素がてんこ盛り。なお、本作の販売はサテラビューによる配信で行われる。価格は栗東坂路の長さにちなみ1,085円(税込み)。橋口弘次郎ファンならずとも是非この電波を受信して欲しい。